2011

back

2011年 BEST 12展

 2011年は大きな目玉となるような展覧会はなかったが、何と言っても杉本博司アートの起源のインスタレーションが印象的だった。また、過去惨憺たる印象しかなかったヨコハマトリエンナーレだったが、今回は非常に興味深い表現に何度も出会うことができた。ジム・ダインは版画の回顧展だが、最も現代美術が熱気をもち躍動していた頃が思い出され懐かしさと共に表現のストレートな美しさにほっとさせられた。日本画の前衛展は未知な思わぬいい作品・作家との出会い、数は少ないが充実の池大雅展、90歳を超えた円熟の作品中川一政展、こちらは巡回していた回顧展が見られなかったのが大変悔やまれる。長澤芦雪展はいつもながら独特な視点とユーモラスな表現に感服、ただ全ての作品を見るためには3度出かけなくてはならないというのはちょっと考えもの。池田遙邨展は倉敷市美術館恒例の企画展だが、ユーモラスで暖かい構成と駄作がない氏の世界はいつも安心して楽しめる。

BEST 1
杉本博司アートの起源(10月)
BEST 2
ヨコハマトリエンナーレ(8月)
BEST 3
ジム・ダイン展(8月) 
BEST 4
芹沢_介(11月)
BEST
日本画の前衛(2月) 池大雅(11月) 牛島憲之展(4月)
  長沢蘆雪(5月) パウル・クレー(6月)  空海と密教美術(8月)
  中川一政(7月) 池田遙邨展(5月)

back

No.

展 覧 会

会 期

会 場

コメント又は★(最高五つ星)
12
46
セガンティーニ 11.23-12.27 東郷青児美術館 ★★★ 2点の「アルプスの真昼」 
45
池袋モンパルナス 11.19-1.9 板橋区立美術館 ★★★☆ おなじみ古き良き時代

11

44
野見山暁治展 11.12-12.25 ブリヂストン美術館 ★★★☆ 86歳作「予感」に驚く
43
池田満寿夫展 11.12-12.25 武蔵野市立吉祥寺美術館 ★★★☆ 素晴らしき60年代
42
芹沢_介 10.4-11.20 松濤美術館 ★★★★★ 豊か、表現の原点を確認
41
池大雅 10.18-11.20 ニューオータニ美術館 ★★★★★ 全13点、それでも十分 
40
法然と親鸞 10.25-12.4 東京国立博物館平成館 貴重な資料展だが鑑賞的な魅力は今ひとつ

10

39
瑛九展  9.10-11.6 うらわ美術館 
埼玉県立近代美術館

展覧会としては全貌をとらえた労作。残念ながら個人的には惹かれるものが少なかった。
38
酒井抱一と江戸淋派の全貌 10.10-11.13 千葉市美術館 ★★★ 好きな鈴木其一の作品少なく残念
37
小野竹喬と東山魁夷 9.17-11.6 東山魁夷せとうち美術館 日本画の巨匠 小さな小さな二人展
36
杉本博司アートの起源 8.28-11.6 猪熊源一郎美術館 ★★★★★ これぞインスタレーション
9
34
実況中継EDO 9.3-10.10 板橋区立美術館 ★★★★ いつもながらの好企画
33
ほとけのずかん 8.4-10.10 神奈川県立金沢文庫 ★★★☆ 噛めば味の出るいい図像
32
9月平常展(木曾街道展) 9.16 東京国立博物館本館 ★★★★ 木曾街道六拾九次之内後半
8
31
ヨコハマトリエンナーレ 8.6-11.6 横浜美術館 ★★★★☆ 今回は面白い
30
国吉康雄展 7.15-8.21 岡山県立美術館 ★★★ おなじみ福武コレクション
29
淋派・若冲と雅の世界 7.15-8.21 ★★★★ 優品ぞろい、細見美術館展
28
ジム・ダイン展 4.23ー8.28 名古屋ボストン美術館 ★★★★☆ 懐かしきよき時代

27
8月平常展 8.3 東京国立博物館本館 ★★★★ 今回もいい出会い

26
空海と密教美術 7.20-9.25 東京国立博物館平成館 ★★★★☆ 仏像曼陀羅よりもっと見物が

7

25
エル・アナツイ展 7.2-8.28 埼玉県立近代美術館 展示構成悪し

24
中川一政 7.23 中川一政美術館 ★★★★☆ 晩年ほどいい作品

6

23
長谷川潔展 4.29-6.26 横浜美術館 ★★★ 職人としての仕事

22
特集展示・海老原喜之助 5.21-7.31 東京国立近代美術館 ★★★★ 最も展覧会を望む画家

21
パウル・クレー ★★★★☆ 創造性の宝庫

20
鏑木昌弥展 6.3-7.3 練馬区立美術館 寄贈されたドローングの紹介展

5

19
長沢蘆雪展 3.12-6.5 ミホミュージアム ★★★★☆ 有名作なくとも蘆雪は蘆雪

18
はなやかな屏風 4.3-5.29 林原美術館 ★★★ 「竹図屏風」が素晴らしい

17
池田遙邨展 5.14-6.19 倉敷市立美術館 ★★★★☆ 白眉!晩年の「山頭火シリーズ」

4

16
牛島憲之展 4.5-5.29 渋谷区立松濤美術館 ★★★★☆ 1949年までの作品は絶品

15
山喜多二郎太展 4.2-5.15 武蔵野市立吉祥寺美術館 ★★★ 水墨的油彩画

14
岡本太郎展 3.8-5.8 東京国立近代美術館 ★★★★ もっと見たかったなあ

13
保田春彦 1.20-4.10 世田谷美術館 昨年の神奈川県美とほぼ同じ構成

12
白洲正子神と仏、自然への祈り 3.19-5.8 世田谷美術館 ★★★★ 著作とともに

3

11
New Vision Saitama4 1.29-3.21 埼玉県立近代美術館 ★★★ 榮水亜樹さんの作品に注目

10
イヌイットの版画のはじまりと日本 1.21-3.15 カナダ大使館 ★★★★ こんな木版画を作りたい

2

9
古画の魅力 1.7-3.27 山口蓬春記念館 ★★★★ 密度の濃い研究古画

8
エル・アナツイ 2.5-3.27 神奈川県立美術館葉山 ★★★★ 圧倒的な物量表現

7
運慶 1.21-3.6 神奈川県立金沢文庫 ★★★★ 金沢文庫パンク寸前

6
曽根裕Perfect Moment 1.27-3.27 東京オペラシティ ★★★ え、もう終わり

5
高嶺格 とおくてみえない 1.21-3.20 横浜美術館 ★★★★ 眺め 楽しみ 探し 考え

4
栄木正敏のセラミック・デザイン 1.8-2.13 東京国立近代美術館 ・・・

3
日本画の前衛 1.8-2.13 東京国立近代美術館 ★★★★☆ 新鮮で斬新、そして美しい表現


1

2
植田正治写真展 12.18-1.23 埼玉県立近代美術館 ★★☆ 小さな空間で楽しみたい

1
福沢一郎絵画研究所展 11.20-1.10 板橋区立美術館 ★★★☆ シュルレアリスムの限界も

back