その1 プロローグ「それは2007年初めての胃カメラから始まった」

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 健診の結果ポリープの疑いということだったが、精密検査、要胃カメラ!ということで大変消極的ながらというか非常に怖くて逃げ出したくなりながら現代医療を信じて飲んでみました。しかし七転八倒、こんな原始的で残酷な検査が現代に存在していることを恨みながら耐えに耐えていると、妙に冷静な女医さんの「力を抜いてね」・・・と言われてもこんなつらい経験は多分未だかつてないという状態で耐えられないとはこのことだと医療の現場をうらむばかり。
 そのうちまたまた冷静な女医さんの声、「良性のポリープですし、治療の必要もありません。でも毎年胃検診ではひっかかるでしょうね。」
 少しほっとはしたものの、「死んでも胃カメラは二度と飲まない(死んだら飲めない)
 外から見て胃の異常がわかるような世の中になることをひたすら祈り願います。
 さてさてその1年後やはり胃検診の結果、精密検査という結果が出たけれど無視、しかし胃と同じく異常を訴えていた尿酸値の方は9.1まで上がり、いよいよ痛風と紙一重の状態になる。前年よりビールとレバーをほとんど飲食しない1年を過ごしたのにである。さらに膝痛がひどく、正座やあぐらも苦痛な状態が数ヶ月続き、病院でヒアルロン酸注射を5回に渡って受けて多少回復。しかし原因はここ数年の運動不足にちがいなく、意を決して某スポーツセンターへ行ってウェイトトレーニングを始める。2008年9月28日のこと。実は15年前、まだ30代半ばの頃半年余り通ったことがあり、それはそれで面白かったが結局時間的に厳しく通えなくなったもの。
 今回は深刻な状態だったため50歳を越えてはいてもかなり真面目にトレーニングに打ち込み、その中にトレッドミル(ランニングマシーン)の時間を必ず入れた。初めは10分ほどだったものが40分走ることができはじめ、何と9ヶ月が経過し膝の状態も徐々に回復。
 しかしどうも室内で同じ場所を見ながら走るトレッドミルは一つの「行(ぎょう)」といった感があり、我慢のトレーニングであり面白さはなかった。そして2009年7月8日、ふと思い立って外を走ることにした。何しろ9ヶ月トレーニングしたので少しは自信があった。

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